Arch Linux: ラップトップのフタを閉じてもスリープしてほしくない
tips archlinux · linux · systemd · logind
ラップトップで稼働している Arch Linux にて、フタをしめた時の電源管理を設定したいときのためのメモ。別に Arch Linux 特有の話ではなく、systemd/logind.conf の設定のお話し。
TL;DR
外部電源に接続されている場合にはフタを閉めてもスリープしない様にするには、 /etc/systemd/logind.conf にて以下の設定を行えば良い。
- HandleLidSwitch=suspend
- HandleLidSwitchExternalPower=ignore
$ sudo vim /etc/systemd/logind.conf
$ # ...
$ grep HandleLidSwitch /etc/systemd/logind.conf
HandleLidSwitch=suspend
HandleLidSwitchExternalPower=ignore
HandleLidSwitchDocked=ignore
$ sodu reboot
Archlinux における電源管理
ArchWiki | 電源管理によると、電源管理はsystemdにて実現されているらしい。
マシンの蓋が閉じられた場合の動作は /etc/systemd/logind.conf の HandleLidSwitchキー
にて指定が可能で、動作は ignore
, poweroff
, reboot
, halt
, kexec
, suspend
, hibernate
, hybrid-sleep
, suspend-then-hibernate
, lock
のいずれか。
HandleLidSwitch キー
ArchWiki では、HandleLidSwitch
に関する内容だけが記載されていたが、logind.conf
では状況毎にもうちょっと詳細な設定が可能らしい。フタの開閉時の動作に関するキーは以下の3つ。
HandleLidSwitchDocked:
外部電源に接続されている場合の動作
デフォルト 'ignore'
HandleLidSwitchExternalPower:
ドッキングステーションや 外部ディスプレイに接続されている場合の動作
HandleLidSwitch:
それ以外
なお、HandleLidSwitchDocked
のデフォルト値は ignore
であるのに対して、HandleLidSwitchExternalPower
については デフォルト値は存在せず、明示的に値がセットされない場合には無視される。
以上から、今回は 電源に接続されている場合は、フタを閉じてもスリープしない様にする
を実現するために、以下のとおり設定した。(再掲)
[micheam] $ grep HandleLidSwitch /etc/systemd/logind.conf
HandleLidSwitch=suspend
HandleLidSwitchExternalPower=ignore
HandleLidSwitchDocked=ignore
詳細については、 $ man logind.conf
にてマニュアルを引くか、ソースを参照のこと。
おわり
comments powered by Disqus